株式会社ウマニティ様
株式会社ウマニティ(Umanity Ltd.)は、インターネットの大手競馬コミュニティサイト「ウマニティ」を企画・運営している。同サービスは競馬予想として日本最大である。サンスポ公認競馬サイト「ウマニティ」は競馬新聞、JRAの競馬レース情報、予想コンテスト、競馬予想動画を公開し、競馬ファンが予想で繋がる競馬予想SNSサイトなど多くの機能を提供している。
従来、掲示板やメールで情報共有を行っており、週に数回のミーティングで各スタッフが課題を持ちよってプロジェクトを進めていた。そのため、情報管理が各個人に依存した形でなされており、プロジェクトの記録として残していない情報や対応漏れの原因になっていた。また、プログラムの管理も同様に開発者個人に任されていたため、修正履歴や機能追加によるソースコード履歴が管理されておらず、時間の経過と共に記憶が薄れることでトラブルの原因になることを危惧していた。
同社は大規模サイトの運営・管理を行う上で、プロジェクトの記録、成果物を正しくバージョン管理していくため、「tracpath」の導入を決めた。
無駄なミーティングが減少し、開発作業に集中することが出来た
株式会社ウマニティは、2008年から「ウマニティ」競馬コミュニティサイトをスタートした。膨大なコンテンツ管理やシステムの開発には多数の記者や開発者が関わっている。開発者は「基盤・インフラ・運用」、「デザイン・開発」、「取材・コンテンツ(動画)」、と役割が別れており、各チームがスムーズに仕事が出来るために、インターネット経由で共有できる開発環境とコンテンツ・プログラムのバージョン管理できる仕組みが必要とされていた。発サポートツールになった。
プロジェクトの管理と情報共有として、掲示板とメールを使った課題の共有に加え、週数回のミーティングで各スタッフが課題を持ち寄り、議論の成果をそれぞれが持ち帰るというスタイルで、多くを各個人の管理に依存していた。そのため、情報の伝達ミスや記憶違い(記憶ミス)が少なからず起こっており、サービスに影響する場合もあり問題視されていた。また、情報共有が十分ではなかったことにより、結果的に無駄と思われるミーティングを開催していることも見られた。
そこで、同社はプロジェクト管理のための情報共有プラットフォーム「tracpath」を導入し、Umanityのプロジェクト管理に活用しはじめている。
導入後、情報共有や課題管理とその対応方法が変わった。対応予定のタスクや課題などが生じた時点で、その課題を発見したスタッフがチケットを発行し、情報共有された中で担当者に作業の割り振りをすることで、対応漏れや対応忘れ、だれが担当している課題なのか、が明確に分かるようになった。チケットを使った課題対応により、対応履歴が残せるようになり、「だれが」「いつ」「なんのために」修正したのか、をだれでも把握することが出来るようになった。同様に、tracpathのバージョン管理システムであるSubversionを使い、プログラムを一元管理することができ、サービスのリリース、バグ改修のためのマイナーバージョンアップが管理出来るようになった。